豊島ミホ「底辺女子高生」読了。裏によると最注目作家によるホロ苦青春エッセイとの事。今度別の作品がドラマ化だか映画化だかされますね。初期のは全部読んでましたが、最近かなり書かれてるみたいで全く読めてないなー。
内容はと言えば、作者が東北は秋田の底辺(に位置すると思いこんでいる)女子高生だった頃のおはなし。あとがきにもありますが負のオーラが伝わってくるかのような愚痴とチラ裏が多い……のですが、そこのところはプロ。上手く料理して仕上げています。所々がエッセイと言うより、ほとんど短編小説に感じられたりするのも個人的には高評価(屋上の話や雪と花束のとか)。女子高生とついてはいますが、当然普遍的要素は多いので誰でも読める一品。