テレビゲーム解釈論序説読了。労作。内容は至って大真面目で、専門用語なんかも頻出してきますが、その分笑いどこは多いです。恋愛ゲームの塙の図に引用されてる物とか、付録のエロゲ調査の細かさ(シチュや回数)のあたりは特に。
まじめな点から言うと、文化的な違い(主にキリスト教など)がゲーム輸出の時に与える影響や、第六章のRPGの物語構造のあたりは面白く読めました。間テクスト性なんて概念も知りませんでしたし。
ですが、印象に残ってしまうのは図例の解説文の12人の妹からの総受け状態を楽しむゲーム、とかそういった所だったりするのが悲しい。まあ、色々とネタにはなると思いますので、時間がある方なんかは図書館などでどうぞ。